大学のパッとしないGPAを米国基準にしてみたら、思いの外まともだった
はじめに
CS大学院進学
以前にキャリアの振り返りをしたこの記事でも軽く触れていたんですが、そもそも自分には大学生の時にCS大学院に行くかどうかを迷った結果院進学をやめてSIerに入社したという経緯があります。大学4年時に行った留学先にも出願準備のためにTOEFLの参考書を持っていきました。結局ほとんど使いませんでしたが。
この時は「社会人になってから、必要性を再度感じた時に進学を目指そう」と判断しました。
で、最近米国のオンラインCS修士の記事などを拝見させていただき、以下の点が自分にとって非常に魅力的に思えました。
- 働きながら継続できそう
- 英語での受講ができる & 入学要件にTOEFLのスコアがあって英語力向上にも利用できそう
- コストパフォーマンスが優れている
結婚しているので家庭の事情などももちろん考えながらではあるのですが、出願に向けて、英語のリハビリにもなるしTOEFL対策だけでも今年から少しずつ始めようかな?と思っている所であります。
ただ1つ大きな懸念点が。
GPAに対する不安
出願することを検討した際に、ずっと不安要素だったものがあります。そう、学部時代のGPAですね。
米国をはじめとする海外のCS修士を目指すってなった時に誰もが気にすることだと思いますし、自分も正直大した成績で卒業してないので「そもそもミニマムの出願要件満たせてないんじゃね・・?」と思ったりしていました。
が、どうやら米国基準のGPA計算は日本のそれと違うらしく、人によっては所属大学のGPAより大きく上昇することがあるということをたまたま知り、「これは自分も確認する必要があるな・・」と思い立った次第です。
家の書類置き場の奥の方に眠っていた成績証明書を引っ張り出して計算してみました。
WES
WESとは
アメリカやカナダでの留学生や移民の資格認定評価を提供する非営利団体のことらしいです。一部のアメリカの大学では、アメリカ国外の成績表認証・GPA計算等の業務をこのWESに委託している場合もあるみたいです。
WES iGPA Calculator
そしてこのWESのHPに WES iGPA Calculator というツールが置いてあります。名前から分かる通り、GPAの計算機ですね。100%実際の基準となるとは言い切れませんが、これを利用することで米国基準で判断される場合のGPAの値を計算できそうですね。参考に利用してみる価値はありそうです。
私の出身大学の場合、A+は4点、Aは3点、Bは2点、Cは1点、不合格は0点
という計算式に基づいてGPAが算出されていましたが、どうやらWESの計算式は Aは4点、Bは3点、Cは2点、Fが0点
で算出されるっぽいです。なるほど、単純に数値が一段階ずつ上がることになりますね・・
計算されたGPA
3.4 になりました。大学院によってはGPAの推奨値として3.5以上を課す所(いわゆるトップ校など)もあるので全く問題ない数値とは言い難いですが、私が進学を検討しているオンラインのCS大学院の要件は大体クリアできているみたいです。計算してみてよかったです😿
最後に
CS修士の出願要件として最もリカバリがきかないのがGPAだと思っていて、今回それがある程度問題ないことが分かって良かったです。
大学時代ってろくに勉強もせずにバンド練習やバイト・飲み会をやっていたような気がしていたのですが、昔の成績表などを見ると意外と頑張って勉強したような科目もあって、当時の学生生活を思い出したりしました。
ただ、時が戻せるならもうちょっとちゃんと本腰を入れて勉強した上で、CSの大学院に行ってたとは思います。人生。