コードを一切書かない上流SEを3年やった後にコードを書くWebエンジニアを2年やって思ったことをつらつらと
2021年2月末でWebエンジニアになってから丸2年経つので、ポエムです。ポエムは緊張しますね。
SIerで上流SE3年
マネジメント・SE業務について
Javaで動くアプリケーションを扱っていたのにもかかわらずろくにJavaでアプリケーションを1から作る経験などしていなかったのはやはり問題だった。土日を犠牲にしてでもしっかりPCにしがみついてコード書いとけばよかったなって今はめちゃくちゃ思ってます。多分今時を戻して当時担当してたアプリのコード読んだら楽しいと思う。読みたいなぁ
今振り返ると、やはりオフショアと密にコミュニケーションが取れる中間マネージャを挟んだ上でのマネジメントだったからこそコードを書けない自分でもワークしていたなぁと思います。
オンサイトの外国籍メンバー(約2人)オフショアの外国籍メンバー(約20人)のマネジメントをする上で、ある程度自分はオンサイトメンバーからの要約を挟んだ情報共有をもとに意思決定や要件定義ができていたので、現地での実装で起きている非常に細かい問題に首をつっこむ必要があまりなかったです。なので意思決定がしやすかったなぁと。本当に当時は助かりました。。
全体最適をする上でマネージャが行う格闘技みたいなものは一通りできて、かつ要件整理・顧客説明なども頻繁に行なったのでエンジニアとして必要なソフトスキルみたいなものはかなり磨かれた気がします。濃い時間だった。。あとオンサイトのインドメンバーもプロパーのメンバーもぶっちゃけ優秀な人ばかりだった。
金融アプリケーションの保守の緊張感はもう今後の人生で2度と味わえないだろうなとは思いました。正直私はこの仕事は飛行機のパイロットと同じことをしてると思ってます。だからこそ身についた「危険なものを事前に嗅ぎ分ける」みたいなスキルはやっぱりあると思ってます。これは結構言語化むずいんですが、でも間違いなく存在しますね。
英語について
改めて、業務時間中に外資系でもないのに日常的に英語を使って開発者達と会話できていたのはラッキーだったなと。いまだに英語力はなんだかんだ衰えていない気もします(たまに夢で英語で話す)。TOEICも多分今受けても流石に900は超えると思う。
英語力の衰えが勿体無いので(筋肉と同じ衰え方をすると思ってる)、2022年中にちゃんと少しずつ勉強を再開します。
キャリアにおいても「社内公用語が英語の環境でエンジニアとして働く」と言うのは継続的に意識したくて、流石に大分英語環境とご無沙汰になってしまったので、おそらく次の転職の条件に入れようと思ってます。
正直○天くらいしか知らないんだけども・・😿
余暇の使い方ついて
- 一切勉強しなかった&大体遊んでました。あと年に2回は海外旅行行ってました。夕飯は大体大戸屋だった。貯金すればよかった。
- 休みの障害対応で、大阪の遊園地のライオンの前で監視を見たりしたことがあります。あと函館行きのフェリーに乗り込む直前でアラート鳴ってネットが切れるギリギリまでに障害対応をするとか。サイバー系映画か?
Webベンチャーでエンジニア2年
文化について
コードを書くという行為自体が楽しい&かつコードを書いている人のコミュニティの雰囲気がそもそも好きでいいです。
若い人が多くてやっぱり仕事は進めやすいです。
SIer在籍時と相対的に見て人的リソースの最適化ができてない状況(?)に対するアラート・喝をいれる人が結構少ないのが文化の違いなのかな、と思ったりします。目的のふわっとした打ち合わせとかが結構入ることが多い印象です。が、これは良し悪しあると思っててどちらが絶対いいと言う訳ではない。労働者としてはある程度自由にふわっとやれた方が上手くいくことは絶対あります。自由な発想の議論とかやっぱりいい案出すためには大事ですし。
業務について
正直、Webエンジニアという職業は職務内容が好きなのであれば最高だと思います。日々思いますが、勉強さえすれば間違いなく力がついてアウトプットの品質が間違いなく上がり市場価値が上がっていくので。
かつ、現状自分はその勉強をある程度趣味として捉えて取り組めているのでそれが一番予想外でした。正直、もう少し辛い気持ちになる事が多いのかと思ってました😹 コードを書き始めたのも遅いですしね。
つまり何が言いたいかと言うと、2年前Webエンジニアとして転職する時に想定していた熱量よりも高く技術の勉強をする習慣が身につき、それを楽しめているといった感じです。
2年半前ごろ、当時自分はデベロッパー達をマネジメントしているにも関わらずまともにコードを書いてアプリケーションを作った経験がなく、その状態でPJを進めていくことに強いストレスとコンプレックスを感じていました。かつ、ちょうどその時期から土日にコードを書くようになりそれが楽しく思えたことからWebエンジニアに転向することを決めました。
当時は「ある程度技術を身につけたらSIerに戻って上流工程メインの仕事に戻ってもいいかも」と思っていましたが、今は正直そういう思いは消えてしまいました。。Webエンジニア、ある程度まともな給料がもらえる仕事の割には面白すぎますね。。SIerでは間違いなく携われないような面白いドメインの開発ができるチャンスがWeb業界にはあります。3年前の自分に「お前は音楽サービスの開発をしている」なんて伝えたらひっくりかえる気がします。
余暇の使い方について
昔は遊んでましたが(遊ぶことが悪いなんて一切思ってない。土日なんだから。)、ここ1年くらい土日両方の朝〜昼頃は喫茶店で勉強をし、午後から妻と遊びに行ったりたまに友人と遊ぶ、という生活を繰り返している気がします。友達と会う頻度はなんだかんだ減った気がします。
本当は、連休使ってタイにフラッと旅行にいって自由気ままに旅しながら現地のコワーキングスペースで開発をしてみる&テック系イベントに参加するとか、転職の合間にある一定の無職期間を作ってフリーの仕事をしながら妻とヨーロッパを回る、みたいなことがしたいです。めちゃくちゃしたいんや。コロナウイルスはいつまで生き残るんでしょうね😿
上流SIerかWeb系どちらがいいか、みたいな話
- これまで3人ほどSIer時代の友人経由で、NTT系の会社やホニャララチュアでSEをやっている方などから「Webエンジニアにキャリアチェンジしたい」と言った内容の相談を受けたりしてきたんですが、まぁ正直給与の話とか本人のキャリアプランも様々だろうし、本当に様々な比較軸があって意思決定しづらいですよね。
私は結局のところ「Webエンジニアの方が楽しい!」になっているところはありますが、本当に人それぞれなので、同じキャリア(SIerのコードを書かない上流SE => コードを書くWebエンジニア)を辿った人とじっくり会話するなど参考情報をできる限り集めた上で考えるべきかなと思います(キャリア上のインパクトがなかなかでかいし)
ちなみにここに書いている通り私もSIerのコードを書かない上流SE => コードを書くWebエンジニア
な人間なので、細かいことや悩みについて相談したいとかがあれば Twitter や Meety でぜひ話しましょう😸